クレオソートとは、、、

クレオソートとは、①石炭を乾留させて得られるコールタールを蒸留して得られる石炭クレオソート ②ブナなどを乾留させる際に水蒸気とともに留出する油層(木タール)を蒸留して得られる木クレオソートの二種類がある。 由来はまったく異なるがどちらも成分としてフェノール類が多いという共通点があるために同じ名前で呼ばれている。

石炭クレオソートは工業用クレオソートとも呼ばれ、黄色~暗褐色で刺激臭のある油状の液体である。用途は広く、タイヤ用ゴムやインク、トナーに用いられるカーボンブラックの原料として、また枕木や電柱といった屋外で使用される木材の防腐材として用いられてきた。

しかし、原料の石炭に由来する発がん性のリスクが高い多環芳香族炭化水素 (PAHs) を含有しており、これらを環境中に撒き散らすとして2004年(平成16年)「有害物資を含有する家庭用品の規制に関する法律」の有害物質に指定され、使用が忌避されている。

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