第１９回日田市郡合併協議会が２７日あり、日田市と日田郡の主張が平行線をたどっていた議員定数問題で、郡部が日田市の主張する「定数特例」（日田市２６、日田郡８）を受け入れて最終決着し、全５４協議項目で合意した。
各市町村議会は３１日までに臨時議会を開き、全市町村で合併関連議案が可決されれば、９月上旬にも合併調印する。議員定数の取り扱いについては、昨年５月に小委員会を設置。合併方式を確認した今年２月以降、９回の協議を重ねたが調整がつかず、半年間、結論が持ち越されてきた。
２４日に日田郡町村議長会から提案された在任特例変則案に関する日田市議会の検討結果を報告。「従来通り定数特例での合併を主張する」と述べた。「郡部の総意で、議員自主削減の確約書まで付けた身を切る思いの提案だったが、受け入れてもらえず遺憾」とした上で「現在の枠組みでの合併を壊すのは住民にとって好ましくなく、定数特例をのまざるを得ない」と苦渋の判断を示した。委員からの反対意見は出ず、議員定数問題は「定数特例」適用で決着。全５４協議項目の確認を終えた。
