あなたは今、幸せですか?

最も幸せな日本人像は30代、都会暮らし、専業主婦のようです。大阪大学社会経済学研究所が全国の6千人を対象に行ったアンケートでわかった。

男性よりも女性、高齢層よりも若年層のほうが幸せを感じているが、所得の高さと幸せは必ずしも比例しない。日本人の考えるこんな「幸福感」が浮かび上がった。「幸せ」というあいまいな概念を経済学的、社会学的な観点から数値化した極めて珍しい研究結果。

アンケートの結果、女性の「幸福度」の平均値が6・51点に対し、男性は6・27点で、女性の方がより幸せと考えている人が多かった。年齢別では30代が最も高く、職業別では学生が高く、学歴では、高学歴になるほど数値が上がっていた。所得(世帯全体)をめぐっては年収15百万円までは所得が上がるにつれて幸福度も上昇している。

居住地域では、政令都市などの大規模都市になるほど上がり、非喫煙者と喫煙者では非喫煙者、ギャンブルをする人としない人では、しない人のほうが幸福度が高かった。宗教心のある人とない人では、ある人のほうが、他人の生活水準が気になる人と気にならない人では、気にならない人のほうが高いという結果も出た。

「何をもって『幸せ』と考えるかは人それぞれ。ただ、そうした主観的な幸福感を調べ、経済学に取り入れることで、机上の経済理論が現実社会により近づけるのではないか」と話している。

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