盆踊り大会を開催する前の準備が大変です。やぐらを立てたり、明るくするために照明を設置したり1日かかり準備をする。集落出身の方々も、久しぶりの踊りの中に入って踊りを楽しんでいた。
盆踊りは本来は仏教行事でありますが、平安時代、空也上人によって始められた念仏踊りが、盂蘭盆の行事と結びつき、精霊を迎える、死者を供養するためのものという意識になって来ています。
時代とともに、宗教的意識は薄くなり、民衆の娯楽として発展してきた。今では、すっかり“踊りを楽しむお祭”として各地で催されるようになっています。最近では、宗教的な色合いは薄れてきましたが、元来盆踊りは、戻ってきた精霊を慰め、送り出すために催されてきました。また、戻ってきた霊が供養のおかげで成仏できた喜びを踊りで表すと伝えられている。祖先に感謝し生きていることの喜びを表現するために踊ると考えてもよいでしょう。