ここ１年の市政運営に議会が注文付ける場面が多くなった。市長と議会の対立が深刻化すれば迷惑は市民にある。今回の一般質問を見ている限り、議会は最低限の市民の要求をしていると思っている。テレビ中継を見た市民はどう思っているだろうか？このまま行けば、何処かで完全な対立構図になりかねない。心配される。
他の幾つかの自治体でも議会と市長の中で対立があるが、殆どの自治体では、議会と市長は、車の両輪と言うことで話し合いなどで解決している。紛糾の末、当初予算が否決されたり、人事案件が否決されたりしている。
今回の一般質問の佐藤市長答弁で、前市長の非難的な言葉も２回あった。こうした発言は見苦しい。激しいし市長選を戦った末に、佐藤市長が圧倒的な支持で市長の座を成し遂げたので、前市長の政策はもう関係ないと思うので・・。
それに、議会答弁の中で「教育委員会は何もしなかったので・・・」という発言もあった。裏を返せば、議会は何をしていたのかと言うことになる。私達からみれば教育委員会は旧日田市の５小学校統廃合の時も毎晩地域に出掛けて一生懸命にやっていた事や寄宿舎問題についても真剣に取り組んでいた。それが頭ごなしに何もしていないと言う発言は職員のやる気を無くしてしまうだろう・・誤解を招く発言や、軽率な発言と取れるような言語は差し控えた方が無難かも・・
今後、議会と市長の対立が紛糾する事が起こり、対立が長引けば、佐藤市長が掲げた市政の変革や財政再建に取り組む前に、市政運営に支障が出るとの懸念が市民の声として広がっている。波風立てて議論を活発にすることで市政を変革していくことに、その姿勢を貫いている。 佐藤市長の柔軟な市政運営を期待したい。
