市民は改革を願った!!阿久根市長選

鹿児島県阿久根市の出直し市長選は昨日、投開票され2度の不信任決議を受けて失職した前市長・竹原信一氏50才が、新人の元国土交通省職員・田中勇一氏56才を破り再選を果たした。投票率は82・59%で竹原氏は8449票、田中氏は7887票で562票差だった。

選挙戦は、職員給与カットや議員定数削減など竹原氏が市長時代に打ち出した改革の是非や、その政治手法が最大の争点となった。竹原氏は人件費の削減分を、学校給食費の無料化や市内巡回バスの運行などに充てると公約に掲げた。「市役所、市議会の実態を知って市民が変われば、阿久根は変わる」と訴え、幅広い層の支持を集めた。

反竹原氏派が擁立した田中氏は「展望なき改革は破壊」と強調していた。市議会や職員との対話による改革を訴えたが及ばなかった。対立を繰り返してきた竹原氏と市議会側が改めてどう向き合うかが注目される。

竹原氏は昨年8月の市長選で新人3人を破り初当選していた。自身のブログ(日記形式のホームページ)で議員批判を繰り返し、市議会(定数16)との対立を深めた。2月の臨時議会で不信任案が可決され、議会を解散した。しかし出直し市議選で反竹原氏派が11人を占め、2度目の不信任決議を受けて失職していた。

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