『仏滅ご臨終内閣』いつまで続くだろうか?

第177通常国会が召集され、衆参両院の本会議で菅直人首相の初の施政方針演説など政府4演説が行われた。
首相は、社会保障と税の一体改革をめぐり国民の負担増は不可避との認識を強調し、消費税論議を始める決意を表明。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や国会議員の定数削減でも野党に協議を呼び掛け、「ねじれ国会」の下で与野党協議に活路を見いだす考えを打ち出した。

一方、与謝野馨経済財政担当相は経済演説で、税収を超える財源が国債で調達されている状況を放置すれば「将来、長期金利の上昇が生じ、日本への信認が失われることになりかねない」と指摘。野田佳彦財務相も財政演説で「国債発行に過度に依存した財政運営はもはや困難だ」と危機感を表明した。

与謝野氏は、直面している課題として〔1〕景気回復と雇用環境の改善〔2〕経済活性化〔3〕社会保障改革と財政健全化-を挙げた。その上で「私の政治家としての原点は『日本の豊かさを失いたくない』というものだ。勇気を振り絞って、微力だが全身全霊を傾ける」と社会保障改革や財政健全化の実現が使命であるとし、低姿勢で協力を呼びかけた。

しかし、野党の攻撃は菅首相よりも激しく、自民党席からは「平成の議席泥棒!!」との怒号に似たヤジが相次ぎ、与謝野氏の声がかき消されるほど。さらに“味方”のはずの民主党からも「ヨソの大臣」との痛烈なヤジが飛び出し、本会議後、民主党の黄門さまこと、渡部恒三最高顧問も「あんまり愉快でないな。与謝野氏でなくても民主党には人材がたくさんいる」と菅首相の人事を批判した。

“味方”でこれだから、敵はもっと辛らつ。「与謝野氏? 何も聞こえませんでしたね。心に届かない」と自民党の谷垣禎一総裁がいえば、“みんなのヨッシー”こと、みんなの党の渡辺喜美代表も「かつての自民党政権の演説かと思った」と皮肉たっぷりだった。国民の中には『菅第二次改造内閣は仏滅に発足したこともあり、ご臨終内閣とも言っている。総辞職か衆議院を解散して総選挙が春過ぎには実施されることが強いとも言われている。(一部はグーグルニュースから)

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