最近の選挙情勢について

 先の衆議院選挙でも都市型選挙区を中心に全国各地で相次いだ「組織選挙」
の敗北が象徴的でした。旧態依然とした選挙手法が通じなくなった時代の
流れを今回も示しました。

11月16日に投開票された大牟田市長選、11月9日に投開票された中津
市長選ともにはっきりと表われています。ボランティア中心の態勢で戦った
新人が、三選を目指した現職を大接戦の末に破って初当選をしています。
中津市は大差で新人が初当選をしています。

現職を支える政党や経済界の「組織力」に対抗したのは「草の根」で結ばれた
市民達だったと言えます。圧倒的組織力の上で「絶対に負けるはずがない」と
踏んでいた現職陣営が選挙終盤になって引き締めに躍起となったが、現市政
に不満を抱く市民個々までには浸透しなかった結果だったと思われます。

7月13日に投開票されました日田市長選もこうした傾向があったと思われます。
1371票の差で、現職市長が当選したものの、前回は大差で現職が当選して
いるが、今回は異変が起きていたものと判断されます。

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