経済環境委員長報告!!

今回の市議会定例会におきまして、私ども経済環境委員会に付託を受けました議案第134号、平成21年度日田市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会に審査の付託を受けました部分につきまして、執行部より詳細な説明を徴し、慎重に審査いたしました結果、次に述べます意見・要望を付し、本案は、多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。

まず、4款1項8目 環境保全費、住宅用太陽光発電システム設置事業補助金については、市民の自然エネルギー利用に対する支援を目的に、設備の設置に伴い、上限額を10万円として、1キロワット当たり3万円を補助する制度であります。当初100件分の1,000万円の予算で計画されていましたが、申請を行う市民が多く、新たに50件分の500万円を補正するものです。審査の中では、地球温暖化防止に向け温室効果ガスの削減を目的とした事業であることからから、本補助制度が 継続して行われるよう意見があったところであります。

また、4款1項9目葬斎場費、用地整備事業については、葬斎場排水管埋設用地の崖地部分が、民有地と隣接しており、崖地の崩落・倒木により隣接地に被害を及ぼす危険性があるため、災害防止のための工事を行うものであります。審査の中では、今回の工事部分である南側法面のほかに、東側部分も崩壊の恐れがあり、対策をすべきではないかとの意見もあったところです。災害を未然に防ぐ対策工事を、早急に望むところであります。

次に、4款2項2目廃棄物処理費、三ノ宮用地廃棄物分別処理特別対策事業について申し上げます。本事業は、平成20年度及び21年度において、廃棄物の分別処理費用として、すでに1億3,650万円が投入されていますが、今回、新たに3,100万円の処理費用を追加するものです。なお、廃棄物の撤去費用等関連予算を合わせると、3億715万円が費やされています。これは、廃棄物の分別が当初予定していた以上に手間が掛かり、また、水分量が予想以上に多く、石灰安定処理に伴う費用が増大し、さらには、混合物の埋立処理費が増加したことなどが要因であります。また、分別した廃棄物の清掃センターへの搬入により、焼却施設の破損という事態も生じています。委員会としては、やむを得ない措置であると判断しましたが、当初の廃棄物処理に対する認識と見通しの甘さがあったものと思われます。以前にも指摘を行った案件であり、今後、このようなことがないよう、綿密な調査を行い、事業を計画するよう強く付言いたします。

次に、6款2項2目 林業振興費、間伐促進路網整備事業について申し上げます。間伐材の有効利用及び利用促進を図るためには、間伐及び搬出コストの軽減が必要であり、本事業により、簡易作業路の整備を促進するものであります。今回の補正で65kmの簡易作業路が整備されますが、これまでに整備された簡易作業路の維持管理が、適切に行われておらず、災害を引き起こす一因となっています。そのため、工事を行う際に、災害が発生しない工夫を考えることが必要であるとの意見があったところです。

以上をもちまして、私ども経済委員会に審査の付託を受けました案件につきまして、審査結果の報告を終わります。

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